Google+ もご覧ください
ユーザーアイコン

スマホ/タブレット連携型デバイス紹介

第一回 Pebble - 電子ペーパーのスマートウォッチ

第一回 Pebble - 電子ペーパーのスマートウォッチ

この連載ではBluetoothなどを使ってiOS/Androidデバイスと連携するガジェットをピックアップして紹介していきます。3Dプリンタの流行もあって、ハードウェア制作が人気の昨今ですが、一からの作成はもちろん既にあるデバイスとの連携を含めてアイディアの源泉としてもらえれば幸いです。

第一回となる今回はKickstarterで話題になったスマートウォッチPebbleについて取り上げます。

Pebbleとは

Pebbleの主な特徴は電子ペーパーを使ったスマートウォッチであると言うことです。さらに挙げると、

  • Bluetooth LE
  • 144px x 168pxディスプレイ
  • ボタンは4つ(左に一つ、右に3つ)
  • 加速度センサー
  • バイブレーション機能
  • 充電は専用コネクタ
  • バックライト
  • 音楽操作
  • 完全防水
  • バッテリーは約7日(実際使っているとそんなに保たない気がします)
  • 開発者向けAPI

となっています。

Pebble Smartwatch 2013 video from Pebble Technology on Vimeo.

スマートフォン連携

PebbleはiPhoneやAndroid向けに専用アプリを提供しています。これを使ってPebbleと連携できるのですが、スマートフォンがないと殆ど時計と同じで価値は半減以下です。スマートフォン保有者のためのガジェットであると言えます。

対応OS

スマートフォンの対応OSはiOS5以上で、iPhone 3GS + iOS5が一番低いサポートレベルになります。AndroidはOS 2.3からサポートですが、4.0以上が推奨とのことです。

アプリでできること

スマートフォン用PebbleアプリではPebble本体のアップデート、サードパーティ製アプリのインストール、Gmailアカウントや任意のIMAPアカウントが設定できるようになっています。設定を行うとメールを受信した時に通知がくるようになります。

Pebbleアプリ
Pebbleアプリ

通知

Pebbleはスマートフォン側の通知を受信してバイブレーションで教えてくれます。ポケットや鞄などに入れていて電話があっても気付かないという場合も時計が震えるとすぐに気付けるので便利です。現時点で対応しているのは以下の通りです。

  • 電話
  • メール(Gmailまたは任意のIMAPアカウント)
  • SMS
  • iMessage
  • カレンダーアラート
  • Facebookメッセージ
  • Twitter
  • 天気アラート
  • バイブレーションアラームとタイマー

日本語は残念ながら対応していませんので、電話やSMSの送り主を知りたい場合はアドレス帳で英語名にしておくと良いでしょう。

メールアカウント設定
メールアカウント設定

サードパーティ製アプリ

Pebbleは前述の通りAPIを公開しており独自のアプリをPebbleに組み込むことができます。もちろん電子ペーパーで白黒しか表現できませんし、表示をリフレッシュする速度も遅く、タッチスクリーンでもないので実現できることはかなり限られます。しかしそんな制限の中だからこそ、面白いアプリも存在します。個人的にお勧めなのは以下の三つです。

7-Min Workout

7分間のリフレッシュ体操です。仕事で疲れた際に合間を見つけて行うと頭も体もすっきりすると思います。バイブレーションとどういった運動をするのかを表示してくれるので、それに従って体を動かしてみてください。

Authenticator

GoogleやFacebook、GitHubなど多数のサービスが対応している二段階認証を表示するアプリです。一つのアカウントしか対応しておらず、かつ自分でコンパイルしなければならないので敷居が高いのですが、スマートフォンのアプリを立ち上げずにPebbleを見ればいいだけなので非常に重宝しています。個人的にはGoogleアカウントを設定して使っています。

二段階認証用のコード表示
二段階認証用のコード表示

RunKeeper

ジョギングやサイクリングのロギングアプリとして有名なRunKeeperは公式にPebble対応しています。Pebbleを身につけた状態でアクティビティ開始画面を見ると、Pebbleのマークが表示されます。その状態でアクティビティを開始すると時計画面がアクティビティ進捗を表示するようになる仕組みです。

RunKeeperアプリ
RunKeeperアプリ

その他ウォッチフェイスと呼ばれる文字盤を変えるアプリや○×ゲームも提供されています。

他との比較

今のところ話題にあがっているのはサムスンのGalaxy GearやSmartWatch 2、そしてまだ出ていませんがiWatchも噂に出ています。いずれもカラーディスプレイで、タッチパネルになっています(iWatchは分かりませんが)。それだけリッチな情報発信ができるのが特徴と言えますが、気になるのはバッテリーになります。Pebbleは電子ペーパーなので表示を何度もリフレッシュしない限りバッテリーの消費は抑えられます(Bluetooth LEなのも貢献しています)。毎日充電しないといけないというのは時計としては難点になるのではないでしょうか。

機能面で言えば時計としての最低限の機能があるに過ぎず、他は全てスマートフォンからの発信を待つのみです。スマートフォンがなければ単なる時計でしかないので、iPhone/Androidユーザ以外にはお勧めできないでしょう。

利点

利点はスマートフォンをポケットに入れていたとしても電話やSMSが来るとバイブレーションが発生するので確実に気付けるというのがあります。メールもFromを見れば大事なメールなのかどうかだいたい判別できるでしょう。

個人的にはRunKeeperとの連携、完全防水であるというのがお勧めな点です。

難点

個人的には概ね良好と考えていますが、あえて難点をあげるとすればデザインがあまり格好よくないです。またまだ安定していないためか、月に一度くらいで画面が乱れることがあります。その場合一旦再起動したりすると直るようです。後はドキュメントなどもなく、ボタンが4つあるだけの状態からはじまっていますのでユーザフレンドリーではないかもしれません。

価格

Pebbleはまだ予約注文中という状態ですが、公式サイトにて150ドルで注文可能です。

個人的な感想

Pebbleは早期にKickstarterでファンドしたのですが、それでも2013年05月に受け取りになりました。元々2012年9月に出荷予定でしたので8ヶ月近く遅れたことになります。その間、Bluetooth LEへの対応や完全防水など様々な仕様が追加されていきました。結果としてこの形になって良かったのではないかと思います。

実際装着して日々を過ごしていますが非常に快適です。前述の通りRunKeeperと連携したりGoogleの二段階認証でも利用しています。多少動作にもたつきを感じることもありますが、時刻を確認するのに使っている時のが多いのでそれほど気にならないのではないでしょうか。

まとめ

Pebbleはスマートウォッチのはしりとも言うべきデバイスで、類似または改良したデバイスは数多く出てきています。しかし基礎的な同じであればPebbleの魅力は衰えないと思います。

スマートウォッチがスマートフォンに置き換わるウェアラブルデバイスだと思っているとPebbleは物足りないと感じるでしょう。しかしあくまでもスマートフォンの補助的、スマートフォンと接続してこそ真価を発揮するデバイスだと分かればその使い道が大いに考えられるはずです。

さらにPebbleがこれだけ人気を集めたのは単なるデバイスとしての魅力だけでなくサードパーティ向けAPIの公開や開発者コミュニティの存在によるところが大きかったと思われます。今後デバイスを開発する際にはそうした点にも気を配ると結果として大きな差を生むのではないでしょうか。

Photo watchfaces 31
タグ:

連載バックナンバー

記事をリクエストする

関連記事

コメント