Google+ もご覧ください
ユーザーアイコン

iOS 7 徹底解剖

iOS 7はアクセスガイド(Guided Access)が便利にカスタマイズできるって知ってました?

K katsumi

iOS 7はアクセスガイド(Guided Access)が便利にカスタマイズできるって知ってました?

アクセスガイドとは

iOS 6から導入された機能にアクセスガイドがあります。これは一時的にホームボタンを無効にして1つのアプリケーションしか使えないようにしたり(クラッシュしても自動的にそのアプリケーションが再起動する)、タッチ操作を部分的に無効にして触ってほしくないボタンなどを使えなくするなど、いわゆるキオスクモードを実現できる機能です。展覧会や店舗などでナビゲーション端末として他の人に貸し出して使ってもらう場合などに利用されます。受付にiPadを設置したりする企業もあるようです。

iOS 7ではさらにアプリケーションごとに制限を定義できるようになりました。これによって、iOS 6ではアプリケーションの作りによってはボタン位置などでうまく制限できないことがありましたが、その問題がアプリケーションによって解決されるようになります。特に企業向けのアプリケーションを提供しているところにとって役立つと思います。

今回はアクセスガイドについて詳しく紹介します。

iOS 6までのアクセスガイド

まずアクセスガイドを利用できるようにするには一般アクセシビリティアクセスガイドと選択してアクセスガイドオンにします。そして対象のアプリケーションを利用しているときにホームボタンをトリプルクリックするとアクセスガイドが有効になります。

設定例

例えば下記のようなリンクを共有する業務アプリケーションがあるとします。この画面でホームボタンをトリプルクリックすると設定画面が表示されます。

デモアプリケーション画面
デモアプリケーション画面

ここではタッチを無効にするエリアを指定したり、各種動作の制限(画面の回転やスリープ、すべてのタッチ操作の無効化)を選択することができます。

設定画面
設定画面

例として設定画面へのアクセスを防止する場合は、次のようにSettingsボタンの周りを囲んでタッチ操作を無効にします。

ボタンの周りを囲む
ボタンの周りを囲む

適当に囲んでも自動的に必要な領域が選択されます。

自動的に領域が補完
自動的に領域が補完

開始をタップするとホームボタンが無効になります。そして万が一アプリケーションがクラッシュしても自動的にアクセスガイドが有効な状態で再起動するため、利用できるアプリケーションはこのアプリケーションだけになります。

そして設定ボタンのある部分は、先ほどの操作によってタッチを無効にしているので設定画面にもアクセスできなくなっています。

ここまではiOS 6の時点で実現されていた機能です。

これだけでもアクセスガイドに合わせてアプリケーションを設計すれば十分に使えるのですが、これだけの制限では残念ながら適用できないケースもあります。

iOS 6までのアクセスガイドで難しいこと

例えばこの制限をかけた状態で、ひとつリンクをタップして画面遷移したとします。

画面遷移後
画面遷移後

Settingsボタンにかけた制限が画面が変わったことで戻る操作の部分にかかってしまいました。このケースでは少しボタンがはみ出していますので端をタップすれば戻れますが、少し使いにくくなりました。

さらに、このデモアプリとしてのブラウザではシェア機能は使って欲しくないとします。制限を付け加えるため再度ホームボタンをトリプルクリックして一旦アクセスガイドをオフにし、もう一度有効にします。

先ほどの制限はそのままにして、新しくシェアボタンのあたりを囲みます。

シェアボタンの周囲を囲む
シェアボタンの周囲を囲む

これでシェアボタンも無効になりました。これで再度アクセスガイドのモードで使ってみましょう。

シェアボタンも無効に
シェアボタンも無効に

この場合リンク一覧画面においてもシェアボタンの領域がタッチ無効になっているのでさらに使いにくくなってしまいました。

さらに無効な領域が追加
さらに無効な領域が追加

他にもテーブルビューセルのスワイプ操作をアクセスガイドではうまく制御できないので削除機能を無効にしたいと言った場合も対応できません。

iOS6から進化したiOS 7版アクセスガイド

というわけでiOS 6までのアクセスガイドでは汎用的にいろいろなアプリケーションに適用するのは限界がありました。

iOS 7ではアプリケーションで対応することでアクセスガイドに独自の制限を加えることができるようになったので、より柔軟な対応が可能になります。アプリケーションの対応が必要になるという点については、ベンダーにとっては対応していることがアピールポイントとして活用できるのではないかと考えています。

では次のページから実際の使い方を紹介します。

Ios 7

連載バックナンバー

記事をリクエストする

関連記事

コメント